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奨学生の声

南村 紬さん(36期・大学院生)

(36期・大学院生)

横浜国立大学大学院 環境情報学府 人工環境専攻

奨学会を知った経緯

大学院への進学を決めた際、進学費用や生活費などの金銭的な負担を抑え、研究活動に集中するため、給付型の奨学金を探していました。その中で出会ったのが、山田長満奨学会です。
給付額の大きさに加え、月に一度の交流会が設けられていることにも魅力を感じました。奄美群島の一つである喜界島出身の私は、ほかの奄美群島出身者と関わることのできる場所があることを、とても嬉しく感じたのを覚えています。
当初は奨学会について分からないことも多く、不安もありましたが、奄美出身者を温かく受け入れ、応援してくれる場所であることに惹かれ、応募を決めました。

現在取り組んでいること

私は現在、環境化学を学んでいます。研究では、有機フッ素化合物(PFAS)や多環芳香族炭化水素類(PAHs)などを対象に、化学物質の消費者製品における含有実態を調査しています。喜界島の豊かな自然に触れて育った経験が、環境分野に興味を持つきっかけとなりました。大学院修了後も、これまでに培った知識や研究経験を生かし、環境分野から社会に貢献したいと考えています。

奨学会に参加したことを振り返って

奨学会では月に一度、同期やOB・OGの方々と食事を囲む交流会が開かれました。そこでは、それぞれがこの1か月に取り組んだことや、今後挑戦したいことを話します。
毎月話を聞くうちに、一人ひとりの考え方や目標が少しずつ分かるようになり、相手への解像度が上がっていきました。それに伴い、話を聞くことも、自分の出来事を伝えることも、次第に楽しくなっていきました。
学生生活では、自分の経験や考えを定期的に人前で話す機会は、意外と多くありません。交流会を通して、自分の思いを言葉にする力だけでなく、相手の考えや背景を受け止める姿勢も身についたと感じています。特に、山田長満様、山田君江様との温かな会話からは、いつも一人ひとりを知り、理解しようとする姿勢が感じられました。お二人と接する中で、私も相手に寄り添い、安心を与えられる人になりたいと思うようになりました。また、「いつでも頼ってね」と声をかけてくださったことは、学生生活を送るうえで大きな支えとなりました。こうした交流を通して得た学びは、就職活動で自分の考えや将来像を伝える際にも役立ったと感じています。
また、交流会はお豆腐料理を中心とした和食のお店で行われており、何度も食事をするうちに、お豆腐にもすっかり愛着が湧きました。今では、奨学会での時間を思い出させてくれるものの一つです。

これから応募を考えている方へ

山田長満奨学会は、一人ひとりの熱意や、その奥にある思いを丁寧に見てくれる場所です。私自身、自分の思いを伝えることはあまり得意ではなく、「どのように受け取られるだろう」と考えて、言葉にすることをためらうこともあります。それでも、面接のときから、考えが十分にまとまっていなくても、その人なりの思いの芯を受け止めてくださると感じてきました。応募を考えている方には、考えが未熟だと思っても、まずは自分の言葉で率直に伝えてみてほしいと思います。
また、奨学会で生まれた縁は、受給期間だけで終わるものではありません。同期やOB・OGとの世代を越えたつながりは、これからも続いていくものだと思います。
皆さんが山田長満奨学会の新たな仲間となってくださることを、心から楽しみにしています。

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公益財団法人 山田長満奨学会 〒214-0014 神奈川県川崎市多摩区登戸2735番地 中和ビル