河上 幸司さん(32期・医師)
(32期・医師)
慶應義塾大学医学部卒
奨学会を知った経緯
私学であることもあり、学費を自身で賄うことが難しい状況にありました。アルバイトを重ねてはいたものの、学業に集中するためにはその時間にも限りがあり、経済的な不安なくさまざまなことに挑戦できる環境を求めて、多くの奨学金制度を探しておりました。
そのような中、同じ慶應義塾大学医学部出身の先輩に、山田長満奨学会の奨学生であった方がいらっしゃり、ご紹介をいただいたことをきっかけに、応募いたしました。
現在について
私は2026年3月に医学部を卒業し、千葉県鴨川市にある亀田総合病院にて初期研修医として勤務しております。
将来的には、10〜15年程度、救急医あるいは一般・消化器外科医として臨床経験を積んだのち、厚生労働省の医系技官として、日本の医療制度改革やシステム設計に携わりたいと考えております。
奨学会に参加したことを振り返って
私が奨学生に選んでいただいたのは数年前のことですが、当時は新型コロナウイルス感染症の流行下にあり、本来であれば毎月対面で行われていた定例会も、Zoomによるオンライン開催となっておりました。
そのような状況下においても、山田長満理事長ご夫妻は、まるで本当の祖父母のように温かく私たちを見守ってくださいました。奨学生を卒業した後も、人生の岐路においてご相談させていただく機会を頂戴し、広い視座を与えていただくとともに、常に背中を押していただきました。
当初は経済的な理由から応募した奨学会ではありましたが、振り返ってみると、同期の仲間や山田様とのご縁をいただけたことこそが、何よりも大きな財産であったと感じております。
これから応募を考えている方へ
面接では「あなたが世界の平和のために貢献できることは何か」という大きな問いをいただきました。この問いは、臨床現場において日々の業務に追われがちな現在においても、立ち止まって「自分は患者様のために何ができるのか」「自分は何者なのか」「世界の平和のために何ができるのか」を考える契機となっています。
思うに、こうした姿勢こそが、この奨学会を通じて学ばせていただいた最も大切なことなのだと感じております。
歴代の諸先輩方のご活躍を拝見する中で、「自分が応募してよいのだろうか」という思いもありました。当時の私と同じようにお感じになる皆さんもいらっしゃるかと思いますが、ぜひ一歩を踏み出し、応募してみてください。きっと、これまで見えていなかった景色が見えてくるはずです。
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